2004年05月

2004年05月31日

活動履歴 2004年5月

日時 場所 概要
5月3日 JR和歌山駅前 街頭演説・ちらし配布・市民の声
5月5日 和歌山城 街宣チラシ配布
5月9日 有田河口干潟 干潟観察会
5月15日 プラザホープ 街宣デモJR和歌山駅へ・県民の集い
5月18日 喫茶カリフ 事務局会議・市民の声
5月20日 大洲 アセス勉強会・山鳥坂ダム
5月24日 合同法律事務所 住基ネット・世話人会議


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2004年05月26日

運動展開をめぐって

本日夕刻、遠藤さんから電話がありました。
私の20日のメールの件については返事を書かないようにします、ということでした。
携帯電話の為詳しくは説明していませんが、前日に話したこともあり、粗方は理解
出来ているものと思います。

29日午前の会議を行いたいとの連絡があり、参加の要請を受けたので28日の夜に
現地に行くようにしますと返事をしておきました。
従って、特に、遠藤、須藤両氏ならびに参加を予定している方に連絡を入れてください。
また、10名近くになれば会議室を用意した方がよいと思います。
よろしく段取りをお願い致します。
私は今回の会議できっちりとした方向性を見出したいと考えています。

追伸
私が発信した20日のメールの用件を皆様に諮っておいてください。
有友さんにお任せします。
本日の遠藤さんとの電話で遠藤さんが「どうしてカンパをしないのだろう」と訝しく発言しましたが、遠藤さんの運動センスの限界が見えています。私はきっぱりと「カンパなど要らないのです。私が工夫して作成した資料代を入場者分だけ頂きたいのです」と。

地元の方も解っていないのと同様に遠藤さんも然りだと。
せっかく集合的な力に成り得るかと思った「治療代請求に対するカンパ」も遠藤さんの一言で全く意味のないものになってしまいました。20日の勉強会の後、この件について「住民投票を実現する会」の代表が実現する会で集めたカンパは7万4千円、
以上ですと発言した時の私の戸惑いは笑顔でお礼に変えたが、何とも後味の悪い思い
しか結果的に残らなかった。無念の一言

heiwatwwwa at 19:35|Permalinkclip!山鳥坂ダム 

2004年05月23日

運動展開をめぐって

山鳥坂ダムに係わる皆様へ

昨日須藤氏から20日の集まりについての[報告]を頂きました。
実は、この20日の集まりについては有友氏の連絡を頂いてから当日までに気になる話があり、地元の方から事情を若干聞いていました。須藤氏の報告にもあるように「全体会議」の主催であることを確認しての勉強会だと認識して通常どおり50部の資料を作成袋詰めして配布しました。新アセス法が簡略的に解るように工夫して作成したものです。

従って、資料代は当然参加された各自が負担するべきものと考えていました。通常、私達が運動において会場費、資料代等は原則頭割りで負担することが常識であるとの認識をもっています。実費交通費とはまた別の金銭勘定だと考えています。会議が終了して、何時ものように玉岡代表の自宅に泊めて頂き、そこで、「住民投票を実現する会」からカンパですと1万円頂きました。

そして翌日の朝、有友氏に出て来て頂き、今回の主催は「実現する会」の有友さんの企画で行ったものですかと再度確認しました。全体会議で決めたと再度返事を聞きました。であれば話は全く可笑しい展開になるのではないですかと問い質しました。私が押し売り勉強を平日わざわざ割いて行ったことになります。しかし、前日に関係者の方に地元の都合で平日が一番よいということであれば致し方ありません、と私は承諾したことを説明しています。
 
遠藤さんにお聞きします。地元に対し、全体会議で運動をするように呼びかける根拠は一体何なのでしょうか。地元が望んでいることのサポートという意味なのでしょうか。全体会議の為に私が平日に経費5万円を掛けて行かなければならない理由はどこにあるのでしょう。全体会議、8団体とは一体どういう体質のものなのでしょう。

有友さんにお聞きします。地元の名士の方々が集って何を決めているのですか。遠方から講師を招いてお土産(資料)を持って知らんふりで帰るとは私の常識では考えられません。そんな不仕付けなことを考えているとはとても思えません。然らば、有友さんが勝手に行っていることだから反って黙っておくしかないと考えているのでしょうか。

何れにせよ、合同、全体として「会」の体がなっていない、としか考えられません。この性格で遠藤さんが号令を掛けられる運動の本位は何なのでしょう。私には運動より以前の問題が棚上げに成っており、水源連が拘わる事で、運動を全く知らない方々を助長しているに過ぎなく見えてきます。基本高水より深刻な問題が横たわっているとしか思えません。
 
有友、久保、古久保、池田、須藤各氏にお尋ねします。私の資料ならびに講演は全く役立たずのつまらぬものだったのでしょうか。誰でも結構です。参加者全員に聞いて頂けませんか。その返事をしてください。もし、金を付けてもらってもいらない内容であったということであれば、当初電話を頂いた有友さんとお話をして事後策を考えたいと思います。ご手数をお掛けしますが是非聞き取りをお願いします。私の今考えているのは、兎に角参加者の資料代は当然頂けるものと理解しています。
今回このメールを送信するのは、地元でメール環境の私の知っている方と山鳥坂ダムに拘っておられる方々、それと、ダム問題に詳しい水源連世話人近藤ゆり子氏に参考に送信します。

最後に、私は戦う気力の無い団体、個人に平日わざわざ費用を掛けて押し売りの方法論を駄弁に行っている暇もなければ、またそれほど御人好しでもないことを申し述べておきます。
これだけはきっちりと認識しておいて頂きたい。

heiwatwwwa at 19:30|Permalinkclip!山鳥坂ダム 

2004年05月17日

地すべりシンポジウム

   奥西一夫 様

先日は「」で勉強させて頂きありがとう御座いました。

早速ですが、ご相談させて頂いた山鳥坂ダムダムサイト地質調査の件の「肱川流域委員会」議事録については、下記サイトに掲載されていました。一度、四国整備局のホームページでの案内を参考に見て頂けないでしょうか。現在、最終回の4回目流域委員会の議事録は準備中になっています。

議事録ですが、残念ながら「肱川流域委員会」は全国で行われている流域委員会とは異質の内容になっており、新河川法に基づく委員会会議の体を成していません。時間的にも、2時間の審議を4回開催しただけで整備局が早々と河川整備計画原案を発表しました。その他に問題も多く、日弁連が意見書を出したという曰く付きの委員会です。従って、各項目においても審議が十分に行われていません。所謂旧河川法での「ダム審議委員会」のお手盛り委員会、俗に言う「国土省案承認委員会」でしかありませんでした。

私もすべて議事録を読み得ていませんが地質に関する審議で問題になったとは聞いていません。
何れにせよ、お読み頂いてその後のご教示をお願いします。

取り敢えず連絡まで、失礼します。

追伸
整備局のボーリング調査結果の開示については、地元団体にお願いしました。

heiwatwwwa at 19:43|Permalinkclip!山鳥坂ダム 

2004年05月16日

運動展開をめぐって

先週金曜日、私は、前日の岩畑さんとの電話での話しを踏まえ、遠藤さんにメールを出しました。そこでは、「説明会」/「公開討論会」の位置付けにはこだわらず、整備局と話し合いの場を持ちつづけること、「説明会」/「公開討論会」で、整備局側のダム推進の根拠のなさ、不合理さを明らかにし、(マスコミを通じた)ダム反対世論を形成する、という考え方に立って、緻密な議論を組み立て、簡単な反論(「見解の違い」も含め)を許さない、つまり、「質問への説明は終わった」と言わさない、準備が必要だ、という趣旨のことを述べています。
 
岩畑さんの意見は、地元の考え(ダムは要らない。堤防整備だけでよい。)を、はっきりと突き付ける(そして次の段階で、ダムが必要と言う国交省の考えと、堤防整備だけで十分と言う、水源連の両者を招いて、「公開の討論会」を行なう)という、水源連の方針では、一回目の「説明会」で打ち切られるだけだ、ということです。私も、金曜日のメールではこの岩畑さんの見方に組していました。
 
しかし今回の遠藤さんのメールで、28日に行なわれることが決まった「説明会」と、その後で、県議や市町村議員と一緒に行なうと言う「公開討論会開催要求」運動が、はっきり区別・整理されると、(主体性がないとしかられそうですが)こちらの方に傾きたくたくなります。

その理由は、現在の「公開討論会」要求運動は流域住民を中心にして行なわれており、結局、山鳥坂ダム反対運動のほとんどは、流域住民によって行なわれているからです。これまでもそうだったのですが、これでは流域住民に負担をかけすぎることになっていると思います。山鳥坂ダム建設問題は、県全体の問題であり、政治家・議員が取り組むべき問題なのですから、「公開討論会要求」を市町村議員、県議も一体になって行なうことはよい
ことだと思うのです。

heiwatwwwa at 19:27|Permalinkclip!山鳥坂ダム 

運動展開をめぐって

遠藤氏記述
『この皆さんからの問題提起を基にして、今後の公開討論集会開催要求運動を起こしましょう。公開討論集会を実現させるには、県議さん、市町村議員さん、愛媛県内の運動団体との強力な連携が不可欠と思います。』

須藤氏記述
『現在の「公開討論会」要求運動は流域住民を中心にして行なわれており、結局、山鳥坂ダム反対運動のほとんどは、流域住民によって行なわれているからです。これまでもそうだったのですが、これでは流域住民に負担をかけすぎることになっていると思います。山鳥坂ダム建設問題は、県全体の問題であり、政治家・議員が取り組むべき問題なのですから、「公開討論会要求」を市町村議員、県議も一体になって行なうことはよいことだと思うのです。』

 上記の意見を踏まえて私の危惧する懸案事項を述べます。
先ず、念頭に「整備局との治水論は段違いの平行棒である」と言う認識を踏まえたうえで上記の両氏の提言を考えなければ成らないと思います。反対運動を進める根本的な要は、遠藤氏の大鉈を振るう運動発想は局面において功を成しますが、飽く迄も外部からの力であって地元に根付かせるには難しい面があります。須藤氏も地元との一体化した運動に自らの運動の限界を述べておられますが、事実正直な発言と受け止めています。
 
現実に的を絞りましょう。昨日の河川整備計画発表に対して、地元8団体が抗議声明を出したとマスコミ報道がありましたが、参加したのは、1団体3名でしかない事実。また、同時に議員連の抗議声明は出されていません。有友さんは私の主張を忠実に実行されています。山鳥坂ダム反対運動は問題を如何に世論に訴えるかに帰します。その為の暗中模索の連続であると言って過言ではありません。そして、今日の迷走・低迷する運動は全てにおいて顕著に現れています。それは11日の対策会議、14日の抗議記者会見もそうです。

両氏の意見には賛同します。ただし、須藤氏の地元負担の軽減説はお門違いです。得てして、自己負担の軽減を地元次元に置き換えて打開策を拡張するのは、軽減を責任転居する恐れがあります。
実直に述べて、地元の方で本当にダムを止めたいと考えているのは何人かという、疑問を私は何時も感じています。須藤氏も、人間関係を破壊してまでダムを中止させる絶対必要性が無いのではないかと言われています。また、地元が水源連に来て頂いて運動を行えば良いというような発想を持っていること自体、また、そのような仮想自体を真に請けて大鉈を振るう遠藤氏にも「水源連」としての性格を問いたいと思わざるを得ないと考えています。

 民主党の成見氏においても、県議会でただ一人反対の立場であると言う事実が垣根になっています。住民運動での地元の結束が暗礁に乗り上げている状況において、反対議員連盟を立ち上げたことは、有友さんの力量であって高く評価しなければなりません。
それを直ぐ様、県全体の連携運動にしなければならないというのは拙速を招くことになりかねません。

両氏の意見は実現しなければ成らない課題です。しかし、それは、須藤氏の提言であって、実現に向けては飽く迄も地元住民団体であり、各議員の発議からでなくてはなりません。まして、遠藤氏が云々することではないと考えます。しかし、そうせざるを得ない雰囲気を作り出している地元の運動団体は虚弱体質に持ってきて運動能力に著しく欠陥があることは事実です。かと言って、私達がこうしなければならないということではありません。地元がもっと苦しみ、傷つきしながら摸索した運動を続けるしかないのです。

また、そこからでしか「中止」が見えてきません。私は今年に入り、発言を控えているのは、各地元団体が自らの自力をつけて運動を組み立てることをしない限り「中止」への展望など皆無だと考えているからです。飽く迄も組み立ての周辺に居るというのが私達の立場だと思っています。そして、一日も早く一つの質問に3つの提言が出来るように願うのは共通の思いだと信じています。
口幅ったく述べましたが、熱意の表れだとご容赦お願いします。

heiwatwwwa at 19:23|Permalinkclip!山鳥坂ダム 

2004年05月13日

肱川の運動展開をめぐって

遠藤氏記述
『岩畑さんに水をさすつもりはありませんが、今最も力を結集すべきことは、環境アセスではなく、肱川河川整備計画案の欺瞞性、山鳥坂ダム計画の欺瞞性を徹底的に暴き、それを以って、山鳥坂ダム反対の世論を巻き起こすことにあると思います。
環境アセスは「肱川河川整備計画案の欺瞞性、山鳥坂ダム計画の欺瞞性を暴くことに敗れたとき」』

私の見解は7日皆さんに発信した「遠藤氏提案の公開討論会について」の文言において『私達の運動は法律を作るにあたり、整備局との力関係において完敗しました。この事実を謙虚に受け止めれば、私達が3月26日以降においてこの敗北を真摯に検証したかどうか今日甚だ疑問視、懸念するところであると思います。
各自の社会的周辺における運動の温度差を尊重するとしても、この事実に対しての見解、認識は明確に共有しなければならない課題です。そしてその事実から発議された運動が必要であると考えます。』

私は完敗したと述べているのです。遠藤氏とは時間軸においてこの認識は違います。山鳥坂ダム中止への可能性を摸索することにおいては、何ら問題が無いことをことさらに強調することの意図が私には理解しかねます。山鳥坂ダム計画の欺瞞性を暴くことは、何も今日、昨日の課題ではなかった筈です。これからも機会ある都度に世論に訴えていかなければならないのは極当たり前のことで何も大勢で力んで取り組みしなければならないことではないでしょう。

遠藤氏の老婆心は理解できますが、それも過ぎると幼稚性が見え隠れしてきます。
具体的な話に戻します。遠藤氏と電話で打ち合わせをしてから私は全く現地からの情報が無い為事情がわかりません。山鳥坂ダム世話人は私も含んでいることを遠藤氏は意図的に忘れているのではないのですか。不思議でならないのは、私が有友氏に世話人になるように勧めて今日の運動があることを全く度外視している節があります。それも結構でしょう。

20日というアセスの日程は28日に有友氏から27日の全体会議(仮)で決まったので来て頂けないかと電話連絡を貰った、そして、今日まで現地の活動予定等全く何も知らずに、平日で困ったが地元の皆さんが勉強をしようという熱い運動発議をされたのだと理解して承諾したものです。何も現地の皆さんが、2時間の整備局の説明を受けるのに奮闘されている最中にアセスのことなどお話しすることを毛頭考えてもいないし、また、現時点での地元団体の虚弱体質でアセスの運動など出来る訳がないと思っています。

有友氏にお尋ねします。
遠藤氏が危惧するほど地元での整備局との話し合いの場を持つことに難航しているのか、それとも各団体が全体会議(仮)に向けて始動していないことが原因しているのか。
私の思いは昨年から方向性をもった機能する組織をつくることを何度も提言しています。その為に、公務執行妨害で告発もされ、また、古久保氏のメールの一件では関係者から信用をなくす犠牲を払って有友氏にお渡しして、怨念を払拭して最後の戦いに挑んで欲しいとお願いした。逃げることは出来ないのだといい伝えたことを思い出して欲しい。

もう一度再考してはどうか。最終的には、各個人が持ちうる能力を最大限発揮できれば良い運動に成る訳で全体会議(仮)に拘る必要性はなく勝敗に拘る必要もありません。
ただ、私は今回、アセスの概要を愛媛県の全ての方に聞いて頂きたい思いがあります。また、前回にも書きましたが、「馬鹿がいなくては歴史が動かない」という信条の持ち主の話は滅多に聴けるものではありません。さらに、私はこのスピーチで山鳥坂ダムを止める思いで立ち向かいたいからです。

再度、お尋ねします。
現地での体制が出来ているのでしょうか。旧態式の一過性の運動であれば意味がありません。周辺状況から判断されて、日程をも含め上記から判断されてのご返事をお待ちします。

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2004年05月10日

アセス勉強会について

4月29日、久保さんから27日に行われた各会の合同集会の報告書を頂きました。詳しい報告書です。1.受任者名簿公開訴訟について、2.公開討論会申し込みの件、3.環境アセスメント、についてのものです。また久保さんご自身の意見も書かれていました。

普通であれば久保さんに直接お礼の返信を差し上げるべきところですが、その後直ぐに、有友氏から次回合同集会でのアセス勉強会の講師依頼を受けたことに加え、7日遠藤氏からの提案書が出されました。この経緯の下で取り敢えず遠藤氏への意見を出した訳ですが、久保さんへの返信をどうしたものかと思案しました。

そこで、勉強会を行うに当たって長期的な取り組みになるアセスに対しての運動論を皆さんに述べることは、遠藤氏の主張にあった『大洲周辺の皆さんの「全体会議」の充実と、県内の市民運動団体、県会議員、市町村議員の皆さんとの連携の確立を希望しています。』に少しでも近づける、また各々の周辺事情さらに温度差を乗り越えた取り組み、手立て、方法が見えてくるのではないかと考えました。

運動論とは言っても極めて私の個人的感情論が先行したものですが、テキストを紹介するよりも今の山鳥坂ダム反対運動を展開するには寄与するところ大であると考えます。そして、山鳥坂ダム計画に関心を寄せる私達全員がアセスの問題を共有することが先決だと考え遠藤氏が7日に発信された方々に送信することにしました。「アセス勉強会に当たって」はワードファイルで添付します。時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

取り敢えずご案内まで、失礼します。

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2004年05月09日

アセスの勉強会に当たって

私も愛媛県警から「来ないほうが良い」との適切なアドバイスを頂いていた関係上なかなか現地の状況多難な低迷する運動に気分消沈していましたが、3月書類送検から治療費請求の運びでそれらしい方向性が見えて精神的にやっとある種のものが払拭された気分になり、先日大洲市入りを決めました。

それと、先日肱川河川整備の原案発表と同じくして紀ノ川河川計画の原案発表が重なり、この両原案が新河川法の下で作成されたという矛盾に理不尽さを越えた憤りを覚えた為でした。今日のダム反対の理論的急先鋒の運動を考えた場合、やはり私が主張しなければ立ち居かない展望を考えての決意です。理不尽であり整合性がないことに対しては断じて異議を唱えていかなければ日本の将来はないと考えた次第です。

大きく風呂敷を広げましたが、警告に違反しての渦中へとは日本広しといえども残念ながら私をおいて他にないと自負、自認してのことです。さらに根拠があります。それは建設省当時の「ダム審議委員会」そして国土省の新河川法に基づく「流域委員会」この両委員会に私が関係したことにあります。ダム反対運動において両委員会を体験された学識経験者ならびに住民運動家の方はおりません。

また、国土省と真っ向から治水論・基本高水を論戦した方はおりません。これはタブーだったのです。ダム反対運動で知られる新潟大学の大熊教授もこれを避けました。と言うのは国土省お抱え東京大学の高橋教授の門下生ということがあり出来なかったのです。それで私が地元の三橋氏からの要請で資料を送り、当時の「清津川ダム検討委員会」で大熊教授は治水論を止めて利水論を展開してダムが中止に至った経緯があります。私は2度地元の要請で会議に参加して方法論を論じてきました。2002年8月5日早朝5時、三橋氏から新潟日報一面記事のダム中止決定の報告を受けたことを思い出します。
 
上記した一例で何を説明したいのかといえば、学術的勉強会を行っても住民運動の推進力に成らないということです。学識経験者はテキストを説明できてもそれを現実に活用する能力を持ち合わせていません。残念ながらお上に楯突く学者は皆無と言えます。治水論がタブーだったのは、先程の日本広しといえど、京都大学国土開発研究所の上野助手、大熊教授、大阪市立大学高田教授、そして市民団体「水源連」しかないのが現実なのです。ご存知のように長野県知事田中康夫氏の「脱ダム宣言」は大熊教授と高田教授が参加しての委員会から生まれました。

その後高田教授は大学から足かせを填められる結果になりました。このように特別な教授においてもなかなか運動には至らないのです。それは彼らも最近やっと自認しはじめつつあります。従って、東雲女子大の須藤教授のような運動家は例外です。彼は再度の運動展開を摸索し始めました。私の指摘は中予分水が無くなった時点で中止を勝ち取れなかったところに大洲の住民運動の弱点があったように思います。しかし、流域委員会事件後再度積極的な運動の取り組みをされています。参考に申しますが、昔から「学者の運動ほど当てにならないものはない」というのが定説です。知識人の自惚れとそれに対する市民の妄信が今日の低迷する時代を作ってきた側面があります。

地域、地方自冶を考えることは即ち市民が問題に対する認識をしっかり持つということに尽きると思いますが、戦後日本の民主主義は国民自ら社会に放った楔を拡げてしまったのです。また、そうすることが高度分業社会を形成するのに都合がよいと言う利便性にかまけてしまったというのが現実です。そういう意味で住民、市民運動は知の復権、短絡的に表現すれば「もう騙されないぞ」という市民の自覚といえます。幸い現在はあらゆる情報が入手可能です。一部翻訳情報による隔離政策を除けば、専門分野においても各自の取り組みは可能です。
 
私が半年前から提言しているアセスに対する理解が進みやっと取り組みが地元の方で現実化しつつあります。池田さんも最近よく電話で問い合わせがあります。
 今回の講師の件ですが、新アセス法においても治水論と同じで適任者はいません。国際的と自認している東京工大の原科教授が急先鋒的に見えますが、何度かご一緒しましたが旧来型典型的な学者運動である為に実践的ではありません。

また名古屋大学の森島教授は新アセス法の学術的整備にご熱心で現実との乖離を棚に上げた論考で話しになりません。住民運動としてのアセスを講演する適任者はいないというのが現状です。というのも、99年に一般的な意味において市民にお披露目された法律です。従って国土省管轄のダム関係において現実に適応された現場がないというのも私達に馴染み薄い結果をもたらしていると言えます。然らば、私と新アセス法の関係ですが、実は中止になった紀伊丹生川ダムが「ダム審議委員会」で答申されて新アセス法の第1号適応になる予定でした。

私はこのアセスの過程で中止を狙える運動の組み立てを摸索していた経緯があります。現実は「紀ノ川流域委員会」で中止が発表された訳ですが。またこれと前後して、「愛知万博検討委員会」と平行したアセスメントの実施が行われていました。所謂環境省のアワセメントです。
この委員会に東工大の原科教授と東京大学の松田教授が委員として参加していました。そして地元名古屋では、愛知学院大学の宇佐見教授がアセス法に基づく市民運動を展開していたのです。「紀伊丹生川ダム」と「愛知万博」のアセス運動の渦中に私が居たという経緯から私とアセス法の関係を理解して頂けるものと思います。

先日、有友氏からアセスの勉強会講師の依頼を受けました。私の場合は前述したように、実践的アセス運動論ということになります。従って、勉強会もしくはアセス界でいわれる戦略的アセスメントではなく、実践的運動論としてのアセス論議に尽きるものです。4月6日の私のスピーチもこのへんを睨んだ運動団体の発足を示唆したものであることを再考して欲しい。

アセスへの取り組みは多くの人材と多大な費用が必要になります。これに対処する為には旧態依然の個々の団体体質では立ち行かなくなります。昨年の2月、初めてスピーチした時に私がお願いしたことは、各自が山鳥坂ダム反対に対して何が出来るかを問い質して対処して欲しいということでした。そうすることによって自ずと各自の役割分担が明確化した責任に昇華する、運動に力がつく結果に結びついてくるということを述べました。しかしながら、今日、全国的なダム問題になりつつある現状で、低迷した迷走を展開する運動に終始しかねないのが現実と言わざるを得ない結果と見受けられます。先日の遠藤氏のメッセージにもありましたが、『「このままでは・・・」という危機感の表れ』になっている事実です。地元の方の苦悩は計り知れませんが、私達も悩んでいます。

最後に、この苦悩を山鳥坂ダム中止に向けての力に換えたいと願望している事実を私は痛切に理解しています。だからこそ難局を打開して欲しいのです。正に遠藤氏のメッセージの真意です。
最後に、住民運動は方法が無いから先ず可能な運動を展開する、これに尽きます。

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2004年05月07日

遠藤氏提案の公開討論会について

遠藤氏提案
> なお、「公開討論集会」という呼び方に大洲河川国道事務所があくまでも応じないのであれば、「意見交換 会」、最悪の場合「説明会」でも止むを得ないと思います。名前よりも中身で勝負しましょう。

整備局(大洲河川国道事務所)が原案を公表したことは、たとえ河川整備計画の案であっても、当局にあっては法律を定めたことになります。これに対して公開での討論、意見交換など考える余地が全くないとの整備局の見解は強ち間違った判断ではないと自負している嫌いがあります。事実、私達の運動は法律を作るにあたり、整備局との力関係において完敗しました。この事実を謙虚に受け止めれば、私達が3月26日以降においてこの敗北を真摯に検証したかどうか今日甚だ疑問視、懸念するところであると思います。

各自の社会的周辺における運動の温度差を尊重するとしても、この事実に対しての見解、認識は明確に共有しなければならない課題です。そしてその事実から発議された運動が必要であると考えます。

遠藤氏提案
> 6. 3. については、「資料開示後10日ほど後に、地元の皆さんが国と水源連の治水対策の違いについて双方に説明と双方のやり取りの場を設定すること」、を大洲河川国道事務所に求める。というシナリオがベストと考えています。

これについては、整備局が新しい法律を公表した事実を踏まえれば、国と水源連の治水対策の違いを説明する場を求めるシナリオは理想であっても、時間軸が違っている為に実現しないでしょう。整備局にしても全くその必要性を無視するものと考えます。どんな妙案でも時期を逸すれば実現が多難です。

私の意見
遠藤氏の最悪の場合「説明会」が最良でまたそれしかないと考えます。原案に対して流域住民に説明を求める、実現可能な無理のない企画です。遠藤氏の「中身で勝負しましょう」正にこれに尽きます。日程が決まればそれの対策会議を行う、これが定石です。

流域住民の動員対策、水源連との治水の鉢合わせのタイミングをどうするか、基本的な課題を協議しなければならないでしょう。そして、これらの取り組みであれば早急に出来ると考えます。整備局は急ぎませんが、私達はそうそうゆっくりもしていられません。流域住民の方は日にちが薬で諦めてしまっては運動が空転します。何事も熱いうちに実践しなければ運動の最大効果が得られません。かといって、特効薬的な運動などありません。チャンスは運動から芽生えてくるものと理解します。

最後に
遠藤氏記述
> 差し出がましいことを記しましたが、「このままでは・・・」という危機感の表れとしてご容赦頂けると幸いです。

山鳥坂ダム反対の手立ての無い運動に広がる等閑感が最も危機感を助長するものです。
私は「このままでは・・・」という言葉を痛切のきわみと受け止めます。

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