2006年06月15日

和歌山港への自衛艦入港に抗議する

今回の自衛艦の入港目的については、いろんなことが憶測されますが、私の一番懸念するところは、「在日米軍再編」に伴う自衛隊法改正での、「相互防衛援助協定」に基づいた、周辺事態での「我が国の平和と安全に資する活動」が本来任務となる、この一環でのデモンストレーションであると考えています。

この本来任務は、即ち国民保護法に基づく各地域での自衛隊の活動の具体化を法的に位置づけたものだと考えます。その為の、先月の米海軍、今月の自衛艦の相互入港を実施することにより、法案の先取り、既成事実の積み重ねの第一弾だと考えます。現実的には、地域における、米軍ならびに海軍旗をいかに地域住民に慣れさせるかということでしょう。

しかし、残念なことには、現在の最後の私達の攻防である、国民保護法に対する運動展開は皆無に等しい状態です。今年になり、にわかに反対の運動展開の兆しが見られますが、机上論の域を出ないものです。現実は、全く私達の思惑とはかけ離れた軍と地域での一体的訓練が先行しています。

和歌山市においては、3年前の入港に対して、私達メンバー有志で「和歌山港を軍港にするな」と現地でデモンストレーションを実施しました。公安との馴れ合いトラブルもあり、刺激的な取り組みが出来たのですが、ご存知のように、その後の改憲反対運動、「9条の会」等の取り組みがあって、現場主義が敬遠されてしまいました。また、長引く運動での精神疲労が蓄積され、有志も保養ないしは休養せざるを得ない状況になっています。さらに最悪なのは、9条での集いによる改憲阻止をあまりにも全面に打ち出す結果、自衛隊問題は封印されてきた嫌いがあります。特に、現地運動と乖離した結果になってしまいました。連帯することによる、本質論の欠如が慢性化して掘り起こし出来ない問題に押しやったことです。この辺の試練は小谷さんがよく認知されているところです。

残念ながら、2,3人ではどうすることもできません。また、今回の日程は私一人の取り組みになる可能性があり、全ての展開を私一人で実践することは、反って、問題を特殊化することになると考えて躊躇しているところです。しかし、私自身が考える問題の深刻さから、何らかの実践を実施しなければならないと考えています。
因みに、現地での公安警備は戒厳令並みで、先月のカウペンスの時もそうでしたが、軍艦までとても近づくことが出来ませんでした。遠望より眺めるしかない状況は正に時代を反映しています。
 
以上が取り敢えず。

岩 畑 正 行twwwa@mte.biglobe.ne.jp
水と森と平和の声http://www.twwwa.jp/
平和の声・通信http://twwwa.livedoor.biz/
平和と憲法を守りたい市民の声
http://wpeacev.seesaa.net/