和歌の浦干潟を愛する会

2002年10月22日

和歌の浦干潟保全要望書

       環境保全対策協議会会長  射場道雄 殿

私達は和歌の浦干潟とそれをめぐる景観を愛する仲間です。今回の県の片男波護岸補強工事計画を機に、「和歌の浦干潟を愛する会」を結成し、干潟と景観を保全、育成して次世代に伝える活動を開始しました。
県の工事計画については和歌山市は既によくご存じですからここであらためて言及せず、今月6日、私達が開催した和歌の浦干潟見学会について報告します。

当日の参加者は私達の予想を遥かに上まわりました。参加総数約90名。県の主だった工事担当者も局長以下ほぼ全スタッフが参集し、干潟へ降り立って底生生物の実態、護岸の現状、県の指摘する危険箇所のいちいちを実地に指さしながら意見を交わしました。その後討議の場所を室内に移して、参加者と県と同じテーブルにつき、時間をかけた忌憚ない意見交換の場も持ちました。そこでは天の橋立を例に景観保全が話題になったりもしました。
この現地見学会の後、県が護岸工事の当初計画を変更した事は「和歌山新報」が報道した通りです。

先日新聞報道で和歌山市が「環境保全対策協議会」を開き和歌の浦干潟の環境保全を議題にする事を知りました。和歌山市は平成10年に「片男波干潟動植物調査及び移植試験」を行い、翌年の3月調査結果を発表しています。当時、「和歌の浦干潟を愛する会」は出来ていませんでしたが、この「会」の会員の中には地域住民として市の農林水産課の調査に協力した者もいます。

私達はその頃から市の和歌の浦干潟保全の積極的な取り組みを評価していました。(私達には過去にアシの移植実験の経験があって、市のアシの移植試験の方法については批判的ではありましたが。)
市の調査報告書には「片男波干潟は近畿地方では最大といわれ、崩れつつあるものの貴重な環境を保持しています。」、「現況の調査結果は、好条件に向かっている傾向を示している点から考えて、現在の官民一体となった協力関係を、今後とも持続することを期待したい。」と謳われています。

市はこれまでの実績をふまえて今後県の工事計画に対し具体的な提言をすべきであると思います。その為にも次回の「環境保全対策協議会」で和歌の浦干潟ならびに周辺景観の保全決議を採択される事を私達は念願します。そして、干潟と景観の保全、育成を目指す私達市民グループ「和歌の浦干潟を愛する会」の意向を汲んだ県への提言を要望します。



            
  和歌の浦干潟を愛する会
                 岩 畑 正 行         2002.10.22

2002年10月05日

干潟 見学会進行打ち合わせ

見学会進行打ち合わせ
タイムスケジュール

12時半  健康館入り口  世話人打ち合わせ
                 プログラムの進行説明ならびに時間配分

1時    司会者 挨拶   代表  挨拶

                  自己紹介 (参加者全員)役職から

3時   現地終了予定   (移動をどうするか)

3時半  片男波集会所   問題提起と質疑応答

      内容について問題点をしぼる必要について

4時半  終了

4時半  世話人会

               次回の企画について
5時   全て終了

2002年09月25日

片男波高潮対策事業予算請求に対する抗議書

和歌山県知事  木村良樹 殿

平成14年度片男波高潮対策事業予算請求に対する抗議書

9月18日、片男波高潮対策事業予算請求書が「和歌の浦干潟を愛する会」の会員有志に開示されましたが、その際の港湾管理整備課の説明は、8月22日の地元説明会の説明内容と全く違います。私達はこれに抗議します。
現在の計画「矢板式」工法は、生物調査、ならびに周囲の環境を十分配慮したものであると県は主張してきていました。しかし、今回の情報開示においてその根拠は覆されました。沖だし約10メートルの「重力式」人工親水護岸工事を14年度に予算申請していた事実が明白になったからです。

問題は、当初の計画が「矢板式垂直護岸工事」であったものが、13年度に実施された環境調査の結果が出た後に、埋立面積が広くなる「重力式護岸工事」の計画を国に予算請求していることです。
この計画変更は生態系ならびに環境に配慮するどころか、全く無視した計画を強行したということです。今回の情報開示で県は私達を騙すだけではなく、結果的に国をも騙すことが明らかになりました。

私達は、和歌山県が環境を無視し、住民を騙し、国をも騙して公共事業を強行するとは到底思えません。しかし、現状においてはそういう状況になっています。
そこで、私達は、現地での県との護岸工事についての議論を提案します。
10月6日、私達は午後1時より「現場見学会」を行います。現地で危険箇所、改良箇所、矢板式工法の必然性等について県の意見が聞ければお互いに問題の認識が深まると考えます。また、今回の見学会への県の参加が県に対する不信感を少しでも払拭させる好機になると思います。
                         
2002.9.25           和歌の浦干潟を愛する会
  岩畑正行